恵比寿麦酒記念館に行ってみた!!

かなりの旨さに気づいた、黒いアイツ

好物は最後に食べる主義です、
こんにちは!二番搾りです。

突然ですが、皆さんはエビスと聞いたら何を思い浮かべますか?
このサイトを御覧の方は、まあまず間違いなくエビスビールを思い浮かべられたかと思います。
中には蛭子能収さんが浮かんだ物好きな方もいるかもしれませんが、ここでは漫画家は登場しませんので あしからず。

さて、そのエビスビールの発祥地である恵比寿にある、麦酒記念館へ行ってみました。
今回はデラ樽生さんと共に、仕事と銘打って勇んで行って参りました!

ところで、実はこの恵比寿って街の名前は、ビールの名前からついたってご存知でしたか?元々ここにあった 製造工場から出荷用に駅が作られたことに端を発し、ついには街の名前まで恵比寿となってしまった という、ビールの為の街なのです。

JRの恵比寿駅は、東京の中心を走る山手線がメイン路線ですが(最近は湘南新宿ラインっていうのもある) 乗降の時に流れるホームのメロディーはこの駅だけエビスのテーマ曲になっていて、降り立ったとき からビールを感じさせてくれる雰囲気に溢れています。ちなみにこの駅ホームのメロディですが、東京でも 普通のメロディーと違う場所は他にもあるようです。

  • 蒲田駅に行くと蒲田行進曲
  • 高田馬場駅に行くと鉄腕アトムの主題歌

一番街の雰囲気とマッチしている、というか統一感があるのは恵比寿ですかね。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、そんな恵比寿駅を降りて恵比寿ガーデンプレイス方面へ向かいます! 改札を出てからは動く歩道に乗って5分ほど進みます。その間、壁にはサッポロビールの広告が多く貼られて いて、否応なしに気分が盛り上がります(笑)

歩道を降りて外に出ると、まずこんな感じの建物が目に入ります。

ガーデンプレイスは複合施設になっているので、オフィスエリアやショッピングエリアがあり、実にいろんな 人が行き来しています。ご存知の通りおしゃれな土地柄なので、歩く人々もどことなくハイセンスです。 外国人の姿も多いですね。麦酒記念館はその中の一番奥のほうに位置しています。

エントランスにはサッポロビールの商品がかなりでかいサイズで置いてあって
館内にて、これを30分間で飲み切ったら無料になるそうです(嘘です)。

入館は無料です。 エントランスを入ると、まず始めに受付カウンターがあります。そこで館内の案内をもらい、中へ進みます。 すると圧倒的な存在感で目に付くのが、胴釜です。

「ビール作りのシンボルともいえる銅製仕込み釜。麦酒記念館の広場で美しい胴色に輝くこの仕込み釜は、恵比寿 工場で実際に使われていたものです。」
(館内の案内より引用)

ここでもやはりエントランスと同様に巨大なビールが脇に置いてありますので、釜の大きさがイメージできるでしょうか。 館内はビールにまつわる歴史や文化、製造工程の説明があったり、過去のポスターなんかも展示されています。 特に昔の看板やポスターはすごく味があって一見の価値ありです。

しっかり観て回ると1時間くらいは要するでしょうか。結構空いているので見学しやすいかと思います。 全部で5つのコーナーがあり、それ以外にテイスティングラウンジ、ショップがあります。


(こんなあほぉもいた)

さて、そんなこんなで回ってみると、1箇所だけすごく混みあってる場所が出てきます。 そうです、テイスティングラウンジです(笑) 「はは〜ん、皆要するに飲み来たのね」って納得させられる混み具合です。中にはかなり赤ら顔の人もいて、 雰囲気はビアホールのようです。ここではビールだけでなくワインも飲むことが出来ます。 今回飲んだのは、「生ビール飲み比べセット」(400円)です。4種類あって、以下の銘柄となってました。

  • エビスビール
  • エビス<ザ・ブラック>
  • メジャーヴァイス(酵母入り)
  • サッポロ 大麦の極み
御覧のように、ビンビールを飲むときに出てくるような小柄のコップ4コが並べられています。
一杯、200ml程度でしょうか。とはいえ、4杯飲むと、それだけでけっこう酔い心地になってしまいます。

さあて、試飲です!


(おいしそうでしょ、皆も行ってみてね)

いずれもサーバーの方がグラスに注いでくれたので、泡がきめっ細かい!!すばらしく
クリーミーです。 やさしい口当たりの泡から、スッと冷えたビールが口の中に広がり、エビスのピリッとしたホップの苦味 が心地よく染み入ります!これはうまいっ!! そしてエビス<ザ・ブラック>と来たら、濃厚な香りと、コクのあるカラメル麦芽の味わいが本当に最高です。 黒ビールの良いところを感じつつも、グッとくる独特の良い苦味はやはり、エビスなんだな、と気づかせてくれる味わいです。 これは正直びっくりしました。

ちなみにBeerDo!!的得点で言わせてもらえば、
二番絞りは、エビスは6.5点、エビス<ザ・ブラック>は7.5点です!
デラ樽生的には、エビス6.0点、エビス<ザ・ブラック>は7.0点です!

普段は缶ビールを基本に評価していますが、 やはり、新鮮で状態が良く注がれた樽生ビールはそれだけで評価が高いですね。 さて、缶ビールになったこの二銘柄の評価はどうでしょうか? 近々、評価会で飲んでみることにしましょう。

エビスだけですっかり盛り上がってしまいましたが、メジャーバイス、大麦の極みもこれら2つとは 全く違ったタイプのビールでした。メジャーバイスはエールビールで、大変まろやか。苦味がそれほど感じ られないので、女性には好まれる味わいだと思います。大麦の極みも、香りがまず他のとは雰囲気が違います。 飲み口も苦味もなく甘口で、すっきりした喉ごしです。こちらも女性受けするビールですね。
ちなみに、この2銘柄については、
二番絞りは、メジャーバイス4.5点、大麦の極み4.0点、
デラ樽生は、メジャーバイス4.5点、大麦の極み4.0点と、2人とも同じ評価でした。


(こんなつまみもあるよ。おいしいよ。)

ビールを注文するたびに、おつまみとしてビールクラッカーが付いてきます。 これがまたビールに合う!と、いうのも、ビール酵母が練り込まれているらしく、 ほろ苦い味が、まさに大人向けの味なのです。 お土産で買って帰ることもできます。 他にもスモークチーズ(¥100)も準備されていますが、あくまでテイスティングの空間。 食事の用意はありません。 どうしても食事をしながらビールを楽しみたい!という人は、 館外出て、駅方面に向かう途中に、ビヤステーションなるお店があります。 ヱビス樽生販売量世界一というこの店、帰りに立ち寄ってみてはいかが? http://r.gnavi.co.jp/g005700/

さて、そんなうまいビールにやられた我ら二人は、すかさずお代わりをしてしまいました。。。 どれを飲んだと思います?? そう、エビス<ザ・ブラック>です。ちょっと小さめのタンブラー(350ml程度?)に注がれた一杯は破格の250円。 この質でこの値段は、やはりこういった場でないと楽しめません。 ここでビールを楽しむ人たちの笑顔の理由も分かる気がします。実はこれまではエビス自体の苦味が割と苦手だったのですが、 ここで飲むスキっとした口当たりと喉ごしには、この苦味が外せません。そしてこの黒のコク。 ここ最近で最高の1本に出会った気がしました。

というわけで、結局自分達もビアホールの赤ら顔になって、ニヤニヤしながら記念館を後にしました。


(気分が良くなったところで、見合ってます)

しかしながら、都内でこんなに気分よく程よい量のビールが飲める場所もなかなかないので 皆さんも是非行ってみてはいかがでしょうか。 結局"飲み行ってね"って勧めちゃってますが、皆も行けば分かります(笑)

なお月曜日は休館日となっています。詳細はWEBで確認してみてください。 http://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/index.html

2007.05.23 恵比寿にて 二番搾り

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