ヒルズの樽生で二次会を〜ビアフェス2007に行って飲んでみた  2007.05.30更新

皆さまこんにちは。デラ樽生と申します。
生まれて初めてビールを口にしたあの日からはや幾年月か。今や身も心もほぼビールで構成されているのではないかと思うほどビールを愛してやまない者でございます。好きなビールは、最近のリニューアル前のサントリー・モルツ。昨日、自宅近所のスーパーに一箱だけリニューアル前のモルツがあったので、思わず購入してしまいました。しばらくの間、楽しい晩酌ライフが送れそうで嬉しい今日この頃です。

こんな私にとって、最近、土曜日午後が楽しみな時間帯となりました。何故かといいますと、本サイトの試飲会が開かれるからなのです。数種類のビールを前に、ビール好きなメンバーとあーでもない、こーでもないと語らう一時。大人になると、「お酒を飲むのも仕事のうち」とはよく使う言葉ですが、こんなにも身に染みて、言葉そのままの意味でこの言葉を使うことになるとは! なんて幸せ者なのでしょう。

先週の土曜日(5月26日)も毎週通り、美味しいビール・残念なビールなど5銘柄を試飲会で飲み干し、昼ビールによく見られる、ほろ酔いの多幸感の中、二次会(!?)で向かったのは、六本木ヒルズ。人生のテーマが「地に足が付いた生活を」である私にとって、ITベンチャーやら投資ファンドやらはまさに山頂の霞のような存在であり、そんな彼らの部族の象徴ともいえる「六本木ヒルズ」などは、本来忌避すべき場所なのではあります。しかし、そこにビールが、しかも大量にあると聞けば話は別で、私にとってそこは天から地に創造されたエルドラド。黄金の国ジパングとなってしまいます。信者たるもの、一度は聖地を巡礼しなくてはなりません。beerdoの評価員の皆さんと共に、5/24〜27に、六本木ヒルズで行われた「ビアフェス2007」へ行って来ました。

「日頃は激しいシェア争いを繰り広げるビール大手メーカー5社が、消費者の“ビール離れ”に歯止めを掛けようと、初めて共同で市場活性化に取り組んだ」(FujiSankei Business iより飲用、あ、違った。引用)という点が新しいイベントです。ニュース等でも大々的に取り上げられていたのでご存知の方や、行かれた方もいらっしゃると思います。しかし、ビール大手のメーカーとして、オリオンビールを5社目として数えることを今回初めて知りました。

会場に到着して、まずは何よりも乾杯ということでビールを購入することに。初めに年齢確認をするため、身分証明書を提示します。OKであれば認証したことを意味するバンドを腕に巻くことができます。こういう、管理体制にソツの無い、用意周到なところに広告代理店臭がしてなりません。

ビールは、チケット売り場でビールチケット(500円)を購入するシステム。チケットを好きなメーカーの係りの方に渡せば生ビールをジョッキで注いでもらえます。同行したメンバー各自が、思い思いのメーカーのビールを注文する中、 私は日常樽生でなかなか飲む機会が少ないオリオンビールをチョイス。乾杯のあと、メンバーでジョッキを交換し合って、各社の味を確かめながら楽しみました。

やっぱり樽生で飲むと美味しいですねぇ。初夏の爽やかな風に吹かれながら、屋外で飲むという行為自体で旨さは倍増です。あー、今年もビールが旨い夏が来るぜ・・・。ビール自体、各社の名前を掛けたイベントのためなのか、たまたま運が良かったからか、気合いの入った注ぎ方で、ビールの状態も非常に良く、どの銘柄も大満足できる樽生ビールでした。本来、beerdoとしては、味がどーこーと薀蓄語らなければいけないのでしょうが、まぁ今回は祭事ということで無しとしましょうや。無礼講、無礼講。

しかし、お客さんの多いこと。テーブル・椅子席はほぼ満席で、スタンディング用のテーブルを探すのにも苦労するほどでした。そんな会場を眺めていると、消費者がビールから離れているようには思えないんですけどねぇ・・・。私はビールのイベントが好きでよく行くのですが、この手のイベントで不思議なほど多いのが外国人の皆さんの姿。でっぷりした外人おっちゃんの赤ら笑顔以上に、ビールのジョッキが似合う姿があるでしょうか。日本人として嫉妬するのを通り越して、なんだかこちらまで幸せな気持ちになってしまうから不思議なものです。そんな外国人の方に、酔った勢いで突撃インタビューを試みました。インタビュアーは本サイトのメンバーころっけ氏。流石、元外資系コンサル企業勤務なだけあり、堪能な語学力で、「AHAHAHA!」と談笑する姿が今日は眩しく見えます。インタビュー中、私に出来ることといえば、彼らの横でザ・日本人的な笑顔をすることくらい。あとは、写真中の女性に魅入っていました。あ、あと写真撮ったのはおいらです。

Q.日本のビールはどう思いますか?
−すごく美味しいと思うけど、自分の中ではドイツのビールが一番かな。日本は2番目だね。味というより、すごくスカッとするのでノドで楽しむ感じかな。

-日本のビールはすごくクリーンな感じ。他の国のビールと比べてパンチが弱いかなぁ。でも、エビスはパンチが強くて好きだね。


(男性二人はアメリカから、女性は台湾から来られたそうです)

英語の端々に「エビス」という単語が出てくるとなんだか嬉しい限りです。

テレビ朝日の会場では、ビールができるまでの展示などがあり、実際にホップや麦芽が触れるコーナーもあって、さながらビール工場見学をしている気になれました。ここでは一人一回、無料で生ビールサーバーからビールを注ぐ体験ができました。注いだ後は勿論美味しく飲むことが出来ます。私が注いだビールは泡だらけになってしまったので素早く飲み干し、もう一杯注いだのは、あなたと私だけの秘密。

そんな感じでいろいろ楽しめた「ビアフェス2007」でした。しかし、こんな風に各自が好きな銘柄の樽生ビールを飲めるビアホールがあったら素敵ですねぇ。また来年開催されることを楽しみに待ちましょう。今週末は今週末で「地ビールを楽しむ会」に行って来ようと思います。今週もビールを楽しみにバリバリ仕事するぞ、オー!

2007.05.26 六本木ヒルズにて デラ樽生

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