こんなに盛り上がるとは。。。ジャーマンフェス手記 2007.06.10更新
どうも、違いのわからない男のころっけです。
今日(5/27)は、ジャーマンフェスに行ってきました。ドイツで毎年秋に開かれるドイツビールの祭典、オクトーバーフェストの春版として日本で2回目の催しです。
違いのわからない男に取材を命じるのは、社としてどうなのかという疑問を感じつつも(わりとひがりぎみ)、自分としては楽しみだったので、気持ちわくわく気味で日比谷公園に向かいました。
完全に私事で恐縮ですが、日比谷公園といえば、以前私がつきあっていた彼女にふられた思い出の地なのです。別れたあと、悔しすぎて吉牛で特盛を自棄食いしたことがまざまざと思い出されます。そのダークサイドの思い出の日比谷公園を一気に輝かしい思い出にすべく、いざ彼の地へ向かいました。
さて、日比谷公園到着。おおおー、、、、いるいる、たくさんいるじゃないですか。。。人がすごくいて、フェスティバルというだけあって、熱気むんむんです。この夜市のような雰囲気は、やはりドイツのフェスティバルといえども日本特有なものですね。
(この人の多さ。。。)
(すでに盛り上がって、踊っちゃってる人もいます)
かけつけ一杯ということで、ドイツビール「フランツィスカーナ へーフェ ヴァイスビア ゴールド」をまずいただき。ちなみにジャーマンフェスでは、グラスにデポジットがかかりますので、もし来年いかれる方がいたら、ちょっと大目にお金を持っていったほうがいいかと思います。ビールもそれなりに値段がはって、平均1000円くらいしちゃうので。
(フランツィスカーナ へーフェ ヴァイスビア ゴールド)
うん、なんか果実っぽいかんじと、スモークな感じがしておいしい。結構コクのある味です。今日は評価会じゃないので、コメントは控えめにします。
さてさて、会場の様子ですが、どんどんボルテージはあがっていきます。会場の前方にはステージがあり、ドイツっぽいバンドの人たちが客を煽る煽る。
(いいオッサンがアルプスな服装をしていて、うける。でもみんな盛り上げ上手。)
曲の合間合間で必ず、「ブロスト!!」(ドイツ語で[Prost]乾杯という意味)と謳わせる。
私たちもついつい乗せられ、
(盛り上がって、「プロスト!」)
「プロ〜〜ッスト!」(舌巻ぎみで)。なんだろう、この一体感。。。ドイツってこんなにオープンで楽しいお国柄なのですか。。
(おまえら盛り上がってるかー!?)
ステージより後方の会場では、外人さんが孤軍奮闘。やおら、立ち上がっては、みんなを煽って、煽って、一気飲み。周りも大盛り上がり。しかし、彼は毎回、全部飲み切れない(笑)。そのたびに、周りはブーイングの嵐。外人さんの間には一気飲みの文化がないのか、「??なんで怒られるんの?」みたいな表情でした。でも懲りずにまた立ち上がる。しまいには、彼は周りの日本人をつれて、行進開始。
(まわるまわる)
私たちもつい釣られて一緒に走り回ってしまいました。
そんなこんなで縁もたけなわ。盛り上げるだけ盛り上げたドイツっぽいバンドは最後に客からアンコールを求められたもの、疲れ果てたのか、「今度は郡山でやるので是非ご来場ください!!」「CDがほしい人はこちらへどうぞ!」と最後はわりとあっさり、商売っけを出して、退場していきました。。。
そして、次に現れたのがこの聖歌隊。うん?最後はきれいに締めくくるつもりか?と思いましたが、一切しめやかに歌い上げるつもりはなく、いきなりボルテージ高めのジョンレノンの「Power to the people」。「Sing!!」と叫び、さらに会場を盛り上げます。
(聖歌隊。手前のおじさんが指揮者。意外とファンキー。)
私も群馬県出身で、わりと地味なほうでして、踊ったりは普段しないですし、クラブとかもあまり好きでないのですが、ビールの力もありますが、このアジテーター軍団にはついつい乗せられ、ステージ目の前で、ぎこちなく踊ってしまいました。
うーん、この雰囲気は魔力があります。。。
(踊る踊る)
そして、時間は夜9時。あっというまに到着から3時間たってしまいました。ボルテージあがりまくりのジャーマンフェスも終わりです。
いや、これは楽しかったです。また、来年も来たいと思わせるイベントです。ジャーマンフェスのスタッフも、バンドも、お店の人もみんなで盛り上げようとしてくれます。あまり企業臭はせず、町の商店街の集まり?ギルト?みたいなかんじ。全員で一体となって、ビールを楽しみ、音楽を楽しみ、空気を楽しむ。すごく満足できるフェスティバルでした。
来年、みなさんも是非いってみてください!!
2007.06.10 ころっけ
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〜おまけ〜
ども、二番搾りです。
今回のジャーマンフェス、私も昼間に参加してきました。その時の"うまそうな"写真を載せておきたいと思います。
(雰囲気だけなので小さくてすんません)
いろんなビールがあったのですが、日本からも地ビールが参加していました。
・富士桜高原麦酒
・横浜ビール
個人的には、富士桜高原麦酒のヴァイツェンがお薦めです。
正直意外だったのが、このイベントでドイツのビールよりも日本の地ビールの方が美味しかったということです。
海外から輸入してくるという、そもそも鮮度や品質という意味ではハンデがあるわけなので当たり前の話かも
しれませんが、ドイツ勢は多少味がぼやけた印象があり、クリアな鮮度感に欠けていました。その点、国産勢
はずいぶんすっきりとしてうまい。日本人としてちょっと嬉しさも感じます。
で、このヴァイツェン。すごいクリーミーで、やさしい味でした。香りもフルーティーで、苦味を抑えたエールです。
味のバランスが良く、気持ちよくスッと飲めるビールでした。この日飲んだ中では間違いなく1位です。
ちなみに海外勢では、写真右上にある白い陶器のジョッキで飲んだ、ビットブルガー社の「プレミアム ピルス」が
お薦めでした。ピルスナー(日本の大抵のビールがこのタイプ)で、ここまですっきり飲めたのはこれが初めてです。
飲むと口の中にグッと苦味が来るのに、スッと引いてしまい雑味は一切残りません。このタイプのラガーは、日本でも
かなりヒットするのではないかと思いますね。普段、ラガーの苦味が嫌いだと言っている女性も、このすっきりさに
"旨い!"とうなっていました。
しかし、今回も飲めば飲むほどビールって面白いなーって思わされます。国産のビールや発泡酒だけを飲んでいてはもったいないです!
ビール党の方は、ぜひこの手のイベントは逃さず参加されると楽しめると思いますよ!(おしまい)