田町で全国のヴァイツェンを  2007.06.19更新


第9回地ビールを楽しむ会に行ってみた


皆さんこんにちは。デラ樽生です。ついに梅雨の時期を向かえ、じわじわとビールのベストシーズンの夏が近づいて参りました。日に日にビールが旨く感じる今日この頃です。

さて、少し時間が経ってしまったのですが、先日6月2日に「第9回地ビールを楽しむ会」に行ってビールを飲んできました。このイベントは全国地ビール醸造者協議会が主催するイベントで、”協議会に所属する地ビールメーカーが集合して、地ビールファンに楽しんでもらうための試飲会”なのであります。実は、一昨年行われた第8回のこのイベントにも参加したのですが、某ホテルの緑に囲まれた庭の中、旨い地ビール三昧で非常に楽しかったイベントでした。昨年もずっとチェックしていたのですが、昨年はお休みで、今年2年ぶりの開催ということになったそうです。

毎週土曜の、本サイトの定例試飲会でほろ酔い気分の中、向かったのは東京・田町駅。会場の「ニユートーキヨー第一田町ビル店」って、普通の居酒屋じゃないのか?広さは大丈夫なのか?と若干の不安を抱きつつも、駅からは方向指示のサインを持った人たちが立って下さっていたので無事到着。料金は一人3500円(事前購入だと3000円)で、特製グラスとチケットが貰えます。チケットと交換でグラスにビールを注いでもらうというシステム。グラスは250ml程度入るので、味や香りを楽しむには十分な量です。7杯分のビール券と1皿分のおつまみ券が一人分になります。

会場は、居酒屋にしては想像を絶する広さで、全39メーカーの地ビールが楽しむことができます。ただし、今回は飲み放題ではないのでチャンスは7種類まで。そこで、今回は個人的に好きな「ヴァイツェン」縛りで飲んでいこうと思います。

「ヴァイツェン」とは日本ではあまり馴染みが薄いのですが、南ドイツでよく醸造されるビールのこと。日本の一般的なビールが大麦の麦芽から作られるのに対し、ヴァイツェンは小麦から作られます。独特のバナナに似たような甘い芳醇な香りと、白く濁ったビールの豊かでコクのある味わいが特徴のビールです。数年前、仕事でドイツに訪れて飲んだとき、「これはビールなのか!?」とカルチャーショックを受けたのは良い思い出。地ビールに傾向していったのはまさにそれ以来でした。

飲んでいる最中、ついつい友人との歓談に花が咲いてしまいましたが、各ビールにコメントを残すことは忘れずに飲みましたよ。手元に残ったメモから一言づつ・・・

■一杯目 富士桜高原ビール ヴァイツェン
「旨い。これぞヴァイツェンだ。おいらは好きだ。」

■二杯目 ゆふいんビール ゆふの豊純(ヴァイツェンタイプ)
「あんまりヴァイツェンっぽくない」

■三杯目 久米桜麦酒 大山Gビール(ヴァイツェン)
「ヴァイツェンのわりにはやや苦味あり」

■四杯目 龍神酒造 オゼノユキドケ・ヴァイツェン
「ホップの香りが良く、爽やか。若いイメージ。」

■五杯目 薩摩麦酒 ヴァイツェン
「すっきりしている。ホップの香り・苦味しっかりしてて、これはこれで旨い。意外とドライ系」

■六杯目 福島路ビール ヴェイツェン
「ホップの香り強い。強いイメージ。ヴァイツェンのほっこりさが少ない」

と、6杯を飲み干して、最後の締めの一杯は、結局一杯目の「富士桜高原ビール」のヴァイツェンにしました。

会場は広いとはいえ、屋内なので限りがあり、座席に座れずに立ち飲みだったのは残念でした。他の地ビールのイベントとは異なり、おつまみを売り回ってくれるのは非常にありがたいこと。から揚げや焼きそば・枝豆など、ビールに定番の品揃えもなかなか参加者の心を掴んでいます。7杯飲み終えても、追加チケットが3枚1000円で購入できます。買うと、生ハーモニカ演奏をしてくれて祭り気分を盛り上げてくれます。

しかし、前回のレポートに続き、やはり外国人の方の多いこと。祭・酒とくれば、自ずと心躍るのに国境は無いようです。写真は、私達の隣で飲んでいた外人さんの、おしゃれ文字化けTシャツ。

そんな感じでいろいろ楽しめた「第9回地ビールを楽しむ会」でした。ただビールを飲んだだけでなく、いろいろな出会いもあったので今後更に楽しいビールライフが過ごせそうです。次回、地ビール系では今回のイベントと双頭をなす「ジャパン・ビアフェスティバル」の様子について、二番搾り氏のレポートに続く!

2007.06.19 デラ樽生

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